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ならまち育ち。古刹・仏像めぐりを通じて奈良の魅力を再発見中。

おことわり
当ブログに掲載されている画像の無断転載・複写は固くお断りいたします。
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笠山荒神でお不動様を見仏

初瀬ダム
長谷寺を参拝した後、初瀬ダムを越え、


林道
林道を通り、


笠山荒神社 表参道
やってき来たのは、笠山荒神社です。


笠山荒神社 表参道
表参道をすすむと、脇道にも鳥居が現れます。


閼伽井不動
それが閼伽井(あかい)不動の鳥居です。案内板には、「表参道より閼伽井不動明王参りを経て笠山荒神社への参拝がお勧めである」と書かれています。


閼伽井池
鳥居をくぐり、参道を進むとすぐに「閼伽井の池」があります。かつて弘法大師・空海が遣唐使留学から帰朝後、高野山開山前に、この閼伽井の池で二十一日間の行を修めたそうです。


不動明王
祠には石造の不動明王が祀られています。小さな祠ですが、お不動様はライトアップされていました。


笠山荒神社 表参道
お不動様を見仏した後は、表参道の石段を進みます。


笠山荒神社 本殿
そして笠山荒神社の拝殿に到着。背後に木が茂っており、本殿はよく見えませんでした。
笠山荒神社は、日本三大荒神の一つで、竈(カマド)の神様として有名です。


笠そば
裏参道を抜けると、駐車場の向かいに、「荒神の里 笠そば処」があります。この笠地区で栽培されている蕎麦がいただけます。地元のオバちゃん達が運営されている素朴なお店なので、高級感を求めてはいけません。


荒神そば
「荒神そば・並」(570円)をいただきました。蕎麦湯もついてきます。並だと量は少なめですが、その分リーズナブルな価格が設定されています。手打ちではありませんが、細めのそばで、なかなか美味しいです。この価格なら十分かと。

9月中旬には、近隣の畑一面にそばの花が咲くそうです。機があれば、その時期にま訪れてみたいと思います。



笠山荒神社 見仏メモ

■住所:〒633-0133 桜井市笠
■祭神:土祖神(つちのみおやのかみ)、
    興津彦神(おきつひこのかみ)、
    興津姫神(おきつひめのかみ)
■拝観時間:制限なし
■拝観料:志納
■駐車場:あり(無料)
■交通:JR・近鉄桜井駅より車で約30分
    近鉄長谷寺駅より車で約20分
■地図
 

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あじさい咲く長谷寺へ

長谷寺 山門
梅雨の晴れ間を狙って、長谷寺へ。



長谷寺 総合受付
まずは総合受付に立ち寄りました。受付といっても、ここで拝観料を払うわけではないので、ここに寄らずに通過している方も多いようです。では、なぜここに寄ったかというと、休憩所も兼ねたこの建物の奥には、火事除けのために「秋葉権現像」が祀られているからです。「新TV見仏記」を観て予習してきたので、逃さず見仏することができました(笑)



長谷寺 仁王門
さて、参道を進み、「参拝入山受付」にて入山料500円を納め、仁王門へ。



長谷寺 回廊
仁王門をくぐると、本堂までは399段の登廊が続きます。一説には、399段の先の「400段=死の世界」を乗り越えて観音様の世界へ向かうという意味があるそうです。

石段の数は多いですが、段差がないので、それほどキツくは感じません。ここでは長谷寺の案内テープを聞きながら登っていきます。


長谷寺 愛染堂
回廊を登りきり、本堂に行く前に愛染堂に寄ってみました。その名のとおり愛染明王様がいらっしゃいました。



長谷寺 小坊主看板
日限(ひぎり)地蔵の入口には、小坊主(一休さん?)看板がありました。四国八十八ケ所でおなじみのやつとは別のタイプです。



長谷寺 本堂入口
そしていよいよ国宝の本堂へ。



長谷寺 リーフレット
(長谷寺リーフレットより)
本堂に入ると、息を飲むほどの圧倒的な存在感で本尊・十一面観音菩薩立像が迎えてくれます。国宝・重要文化財指定の木造彫刻の中では日本最大(10.18m)だそうです。通常の十一面観音像と異なり、左手に錫杖をもっているのが特徴で、「長谷寺式十一面観音」と呼ばれます。

大観音の両脇には、雨宝童子立像と難陀龍王立像も祀られていました。



長谷寺 本堂内部より
この内舞台の床に外光を反射させて、十一面観音様のお顔を照らす仕組みだそうです。



長谷寺 舞台
本堂には、外舞台がせり出しており、ここからの眺めは絶景。



長谷寺 舞台
京都の清水寺の舞台にも似ています。それもそのはず、どちらも徳川家光の寄進 により再建されたものだそうです。



長谷寺 ほら貝
本堂で参拝していると、突然、鐘楼の鐘がなり、法螺貝を吹く音が聞こえてきました。鐘楼をみると、若いお坊さんが吹いておられました。後でわかったのですが、毎日正午に法螺貝が吹かれるそうです。何百年も続けられているとか。

二人のお坊さんが交代で吹かれていましたが、いずれも終盤音がかすれてしまい、お互い苦笑い。ちょっと微笑ましかったです。



長谷寺 あじさいと本堂
長谷寺といえばボタンが有名ですが、この時期はアジサイが境内各所に咲いています。



長谷寺 五重塔
昭和29年に建立された五重塔。檜皮葺屋根が美しく、「昭和の名塔」と呼ばれているそうです。



長谷寺 本堂を望む
谷の反対側にある本坊前が、本堂を眺めるとビューポイントとなってます。



長谷寺 参道
さて、お寺を後にし、参道を散策。長谷寺の参道には、三輪素麺、奈良漬、草餅などを売る店が並びます。



長谷寺参道 素麺バチ
「そうめんバチ」を置いている店も何軒かありました。「そうめんバチ」は素麺をつくる際にできる端の部分で、ねばりが強く、味噌汁などに入れると大変おいしいそうです。



長谷寺 草餅屋の猫
長谷寺の名物といえば草餅です。どの店で草餅を買おうかと迷っていると、猫が店番をしている草餅屋を発見。



長谷寺 草餅屋
この猫がいる店、「総本家寿屋」さんという創業60年の老舗でした。
国内トップレベルの草餅・・・気になるところです。



長谷寺 草餅屋の猫
猫も「買ってけよ!」といわんばかりに睨んでくるので、ここで草餅を購入することに。



長谷寺 草餅
左が「普通の草餅」で、右が「焼いてる草餅」。ヨモギの香りも、餅の食感も、甘さもちょうどよく、美味でした。さすが国内トップレベル!



長谷寺 御朱印
最後に、本堂近くの納経・集印所でいただいた御朱印です。
「大悲閣」


長谷寺 見仏メモ

■住所:奈良県桜井市初瀬731-1
■山号:豊山(ぶざん)
■宗派:真言宗豊山派(総本山)
■本尊:十一面観世音菩薩(重要文化財)
■創建: 686年(朱鳥元年)
■開基:道明
■札所:西国三十三所第八番
■拝観時間:8:30~17:00(4月~9月) ※季節によって変動
■入山料:大人500円、小学生250円
■駐車場:70台・500円(民間Pも多数あり)
■交通:近鉄大阪線長谷寺駅を下車、徒歩15分
■花ごよみ:福寿草(2月~3月)、桜(4月)、牡丹(4月下~5月上)、
      石楠花(4月中~5月上)、紫陽花(6月上~7月上)、
      紅葉(11月中~12月上)、寒牡丹(12月上~1月下) など

■公式サイト
 【総本山 長谷寺 HP】
 【総本山 長谷寺 Facebook】
 【奈良大和 四寺巡礼】

■地図
 

■関連書籍
 
 長谷寺は「見仏記5 ゴールデンガイド篇」にて紹介されています。

■関連DVD
 
 長谷寺は「新TV見仏記 ~平城遷都1300年スペシャル~ 2天理&桜井編
 にて紹介されています。

 
 長谷寺は「見たら必ず行きたくなる 笑い飯哲夫のお寺案内DVD
 にて紹介されています。

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矢田寺で四国八十八ケ所霊場巡り

矢田寺へんろみち
さて、前回紹介した矢田寺の続きです。
矢田寺の本堂裏山には、四国八十八ケ所霊場を巡拝できる「へんろみち」があります。


矢田寺 四国八十八ケ所霊場巡り地図
四国の霊場に行けない人のための「ミニ霊場」は全国各地にあるようですが、このように山道を利用した大規模なものは珍しいそうです。


八栗寺小坊主
水曜どうでしょうでおなじみの小坊主。2011年、四国・八栗寺にて撮影)
四国八十八ケ所といえば、知る人ぞ知る「水曜どうでしょう」でもお馴染み。



私はこの番組で結構お寺の名前を覚えました。


第一番札所 霊山寺
さて、矢田寺に戻って、第一番札所霊山寺からスタート。


第二番札所 極楽寺
第二番札所極楽寺。
このように、各お寺の本尊様(このお寺の場合は阿弥陀如来)と、弘法大師様が石仏として現わされています。


矢田寺 四国八十八ケ所霊場 山道
このような道や


矢田寺 四国八十八ケ所霊場 山道
このような山道の途中途中に石仏が点在しています。


第十三番 一宮寺 十一面観音
全寺を紹介するのは無理があるので、仏像の種類ごとに何寺か紹介します。
こちらは第十三番札所一宮寺の十一面観音様。


第二十一番 大龍寺 虚空蔵菩薩
第二十一番札所、大龍寺の虚空蔵菩薩様。


第二十八番 大日寺 大日如来
第二十八番札所、大日寺の大日如来様。


第四十五番 岩屋寺 不動明王
第四十五番札所、岩屋寺の不動明王様。
なぜか岩屋寺さんのコーナーはひときは立派でした。


同行二人
もちろん同行二名。お遍路では一人で歩いていても常に弘法大師(お大師さま)がそばにいて、その守りを受けているとされています。


南都一望
山を登るにつれ、遠くに大仏殿や興福寺の五重塔が望めます。
「南都一望」といえば白毫寺ですが、反対側の矢田寺からも南都が一望できました!


第五十八番札所 仙遊寺 千手観音
第五十八番札所、仙遊寺の千手観音様。


第六十三番札所 吉祥寺 毘沙門天
第六十三番札所、吉祥寺の毘沙門天様。


がんばってください
途中、このように励ましてくれたりもします。


第七十番札所 本山寺 馬頭観音
第七十番札所、本山寺の馬頭観音様。馬頭観音はここだけでした。


第八十八ケ所 大窪寺 薬師如来
そして、第八十八番札所、大窪寺にて結願!
お疲れ様でした。

一周4.5㎞。今回は急ぎ足で巡拝したので、所要時間は1時間程度でしたが、ひとつひとつ丁寧にお参りしていくなら1時間半ぐらい見ておいた方がよさそうです。

また矢田寺にお参りする機会があれば、八十八番から逆打ちしてみようかと思います。



矢田寺(金剛山寺) 見仏メモ

■正式名称:金剛山寺(こんごうせんじ)
■住所:奈良県大和郡山市矢田町3549(大門坊)
■山号:矢田山
■宗派:高野山真言宗(別格本山)
■本尊:地蔵菩薩立像(重要文化財)
■創建:679年(天武天皇8年)
■開基:智通、天武天皇(勅願)
■札所:大和十三仏霊場第五番
■拝観時間:8:30~17:00
■入山料:無料(あじさい園開園期間は400円)、
     本堂は特別拝観期間のみ入堂可(500円)
■駐車場:近隣に有料Pあり
■交通:近鉄郡山駅より、「矢田寺」行きバスで終点下車
■公式サイト:【矢田寺 大門坊ホームページ】
■地図
 



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あじさいと地蔵の寺、矢田寺へ

矢田寺参道
今日は、あじさいで有名な矢田寺へ。
参道ではちょっとあやしい「せんとくん」も出迎えてくれます!?


矢田寺山門
あじさいのシーズンなので、入山料400円を納めます(普段は入山無料)。


矢田寺あじさいと地蔵
境内は、あじさいとお地蔵さんだらけ。


矢田寺本堂
まずは本堂へ。6/1~6/30の間は、本堂の特別拝観が可能です。特別拝観料500円を納め、本堂の内陣へ入れていただきました。


矢田寺地蔵菩薩
(特別拝観の看板より)

内陣に入ると、中央の厨子内には、本尊・地蔵菩薩立像(重文)、左脇侍・十一面観音立像(重文)、右脇侍・吉祥女立像の三尊が並び、厨子の脇には二天王立像(県指定文化財)が配置されていました。十一面様は奈良時代の作で、もともとはここのご本尊だったそうです。その他、裏堂には試みの地蔵尊、阿弥陀如来坐像なども鎮座されており、矢田寺のお堂は見どころ満載でした。

堂内にはガイドの方がいて、いろいろ説明をしていただきました。特に興味深かったのが二天王の話。ここの二天王立像は、唐招提寺の講堂に安置されている二天王立像(持国天、増長天)と酷似しており、もとは四天王像として造られたものではないかと言われているそうです。ともに奈良時代の作で、時代的にも一致するそうです。ということは、ここにおられるに二天王立様は広目天と多聞天ということになるのでしょうか。


矢田寺閻魔大王
(特別拝観の看板より)

本堂を出た後は、閻魔堂へ。こちらも6/1~6/30の間、特別開扉されています。中央にひときわ大きな閻魔大王が鎮座し、その周りに残りの十王像と奪衣婆像が配置されていました。こちらも係の方が説明してくれます。この閻魔大王が地獄行を言い渡す裁判官で、何とか罪を軽くしようと働きかけてくださる本堂の地蔵菩薩様が弁護士だというわかりやすい説明でした。


矢田寺味噌なめ地蔵
こちらは「味噌なめ地蔵」。このお地蔵様の口元に味噌をぬると、味が良くなるという言い伝えがあるそうです。


矢田寺あじさい
あじさい大庭園に足を延ばすと、様々な種類のあじさいが咲います。
あじさいの数もすごいんですが、見物のお客さんの数もすごく、見学路は渋滞していました。人が写らないポイントを探すのも一苦労(笑)


矢田寺あじさい
あじさいはちょうど今が見頃のようです。


矢田寺へんろみち
矢田寺の本堂裏山には四国八十八ケ所巡りができるという「へんろみち」があります。こちらを巡拝した記事は、後日紹介させていただきます。


矢田寺御朱印
最後に、本堂でいただいたご朱印です。
「地蔵尊」


矢田寺(金剛山寺) 見仏メモ

■正式名称:金剛山寺(こんごうせんじ)
■住所:奈良県大和郡山市矢田町3549(大門坊)
■山号:矢田山
■宗派:高野山真言宗(別格本山)
■本尊:地蔵菩薩立像(重要文化財)
■創建:679年(天武天皇8年)
■開基:智通、天武天皇(勅願)
■札所:大和十三仏霊場第五番
■拝観時間:8:30~17:00
■入山料:無料(あじさい園開園期間は400円)、
     本堂は特別拝観期間のみ入堂可(500円)
■駐車場:近隣に有料Pあり
■交通:近鉄郡山駅より、「矢田寺」行きバスで終点下車
■公式サイト:【矢田寺 大門坊ホームページ】
■地図

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京都・三十三間堂へ

三十三間堂へ
京都国立博物館をでると、すぐ向かい三十三間堂があります。
せっかくここまで来たのだからと、お参りすることに。


三十三間堂受付
なかは駐車場には観光バス満載で、境内は修学旅行生だらけでした。


三十三間堂リーフレット
金色に輝く1001体の千手観音がずらっと並んでいます。大迫力です。
個人的には、前に立つ風神・雷神と二十八部衆が気になりました。
興福寺のやさしげな八部衆とは違って、ここの二十八部衆は憤怒の表情が目立ちます。
阿修羅も迦楼羅も興福寺と違ってかなり怖いです。
なかなかの迫力なので、これだけでもじっくり眺めていたい感じです。


三十三間堂
しかし、どちらかというと渋い南山城の仏様達とお会いした直後に、ここに来るのはちょっとギャップがあり過ぎました。
しかも修学旅行生だらけで、落ち着いて見仏できる雰囲気ではありません。欲張らず日をあらためて、じっくり拝観すべきだったと反省。


三十三間堂御朱印
堂内でご朱印を頂きました。ここは若い方が書いてくれます。
ただ、いかにも面倒くさそうな素振りで対応されるので、ちょっと閉口してしまいました・・・。


蓮華王院 三十三間堂 見仏メモ

■住所:〒605-0941 京都市東山区三十三間堂廻り町657
■宗派:天台宗
■本尊:千手観音
■創建:1165年(長寛2年)
■開基:後白河天皇
■札所:洛陽三十三所観音霊場第17番
■拝観時間:8:00~17:00
■拝観料:一般600円、中高生400円、子供300円
■駐車場:あり(約50台)
■交通:京阪七条駅下車、徒歩7分
    市バス博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ

■公式サイト:【蓮華王院 三十三間堂】

■地図
 

■関連書籍
 
 三十三間堂は「見仏記」にて紹介されています。

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南山城の古寺巡礼

京都駅のせんとくん
さて、今日は京都にやってきました。
近鉄京都駅のホームには「せんとくん立像」が鎮座されていました。
お客さんを京都から奈良へ誘導しているようです。


京都国立博物館
まずは京都国立博物館に向かいます。
昨日、奈良博で購入した「パスポート」を使って無事入場できました。


南山城の古寺巡礼
さて、今日ここに来たのは、「南山城の古寺巡礼」という特別展(6/15まで)を観覧するのが目的です。

木津川流域に位置する南山城は、古来より隣接する奈良の影響を色濃く受けいるといいます。奈良時代に恭仁京が置かれたのもこの地域です。浄瑠璃寺、岩船寺、海住山寺、笠置寺など、以前から気になっていた古刹が出品しいるので、パスポートを入手したこともあり、開催終了間際にあわててやってきたという訳です。


十一面観音菩薩(海住山寺)
南山城には、美しい十一面観音が多く残っていますが、本尊を十一面観音とする東大寺二月堂の信仰が影響し、広がったのではないかとする説もあるそうです。

この特別展にも海住山寺、現光寺、寿宝寺、禅定寺の十一面観音様が出陳されていました。
(残念ながら観音寺の十一面観音立像は写真パネルでの展示でした)

なかでも、このポスターにもなっている海住山寺の十一面観音立像(平安時代・重文)の姿が美しく、とても印象的でした。一般的な十一面観音のようにスラっと背が高い感じではなく、どちらかと言えばすこしズングリしている感もあります。なので、美しいというより、かわいらしいという形容のほうがあう気もします。この十一面観音様は、普段は奈良博におられて、年一回、十月に海住山寺にお戻りになり、特別開帳されるそうです。パスポートもあることだし、また奈良博でお会いしたいものです。

その他十一面観音以外では、海住山寺の四天王や、浄瑠璃寺の大日如来坐像、笠置寺の毘沙門天像、寿宝寺の千手観音立像などが印象的でした。

南山城の貴重な仏達とお会いすることができ、充実した時間を過ごすことができました。


京都国立博物館 見仏メモ

■住所:〒605-0931 京都府京都市東山区茶屋町527
■開館:1897年(明治30年)
■開館時間:9:30~17:00(展覧会開催期間中は18:00まで、金曜日は20:00まで)
■休館日:毎週月曜日(休日の場合はその翌日)
■観覧料金:展覧会ごとに異なる
■駐車場:有料・53台
■交通:京阪七条駅下車、徒歩7分
    市バス博物館・三十三間堂前下車、徒歩すぐ
■公式サイト:【京都国立博物館】
■地図
 

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もう一つの元興寺へ

元興寺(塔跡)
小塔院を後にして、芝新屋町へ向かいました。
そこにはもう一つの元興寺があります。

もともとは同じ元興寺の一部ですが、中院町の元興寺(極楽坊)と小塔院は真言律宗(本山:西大寺)、ここ芝新屋町の元興寺(塔跡)は華厳宗(本山:東大寺)と、現在では宗派も違っています。

ちなみに、世界遺産に登録されているのは中院町の元興寺(極楽坊)のほうです。


史跡元興寺塔址
こちらの元興寺もハルシャギクが満開でした。


元興寺塔跡
五重塔の礎石は奈良時代のまま残っています。
興福寺五重塔より高かったともいわれています。

その五重塔と観音堂は江戸末期の安政6(1859)年に焼失しています。

五重塔に安置されていた薬師如来立像(国宝)と、観音堂本尊の木造十一面観音立像(重文)は、大火を逃れ、現在は奈良国立博物館に寄託されています。
(十一面観音立像は、昨日なら仏像館で見仏させていただきました)


本堂
観音堂は、その後現在の本堂として再建されています。


あじさい
境内には、アジサイや


ゆり
ユリも咲いていました。
今まで気づいていませんでしたが、ここも花のお寺のようです。


元興寺(塔跡)御朱印
後日、御朱印もいただきました。



元興寺(史跡元興寺塔址) 見仏メモ

■名称:元興寺(がんごうじ)
■住所:奈良市芝新屋町12番地
■宗派:華厳宗
■本尊:弥勒菩薩坐像
■創建:推古天皇元年(593年)
■開基:蘇我馬子
■駐車場:なし
■交通:近鉄奈良駅より徒歩15分
■地図
 



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小塔院を通りかかると

小塔院
帰宅途中、小塔院前を通りかかると、


小塔院の札
「今日十三日は虚空蔵菩薩様の日」という札がぶら下がっていました。


小塔院参道
ひょっとしてお堂の扉が開かれていて、虚空蔵様を拝めるのかもと思い、中に入ってみました。


小塔院本堂
残念ながら開扉はされてませんでしたが、お堂の小窓が空いていて、そこから中が見えるようになっていました。ただ、中は薄暗く、窓の位置的も低すぎたので、前立の仏様は見えましたが、ご本尊の虚空蔵菩薩像はよく見えませんでした。

そうこうしていると、お寺の方に「どちらからですか?」と話しかけられ、それをきっかけに、元興寺の歴史や、ならまちの歴史など、興味深いお話を伺うことができました。

先日拝観した元興寺(極楽坊)の収蔵庫にあった五重小塔(国宝)は、この小塔院に安置されていたこと。
かつてここには元興寺の僧が勉強するための学校があったこと。
元興寺の歴史や、元興寺と現在のならまちの位置関係。
かつてならまちにも遊郭があったこと(木辻遊郭)。またそのことを井原西鶴が「好色一代男」に書いていること、などなど。

ふらっと寄らせてもらっただけでしたが、大変勉強になりました。


小塔院(史跡元興寺小塔院跡)  見仏メモ

■名称:小塔院(しょうとういん)
■住所:奈良市西新屋町45番地
■宗派:真言律宗
■本尊:虚空菩薩坐像
■創建:推古天皇元年(593年)
■開基:蘇我馬子
■駐車場:なし
■交通:近鉄奈良駅より徒歩15分
■関連サイト:【小塔院】
■地図


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なら仏像館、珠玉の仏たち

なら仏像館
今日は奈良国立博物館の「なら仏像館」へ。
「なら仏像館」は、2010年に奈良国立博物館の本館をリニューアルしてできた展示館。
この建物は、1894年に完成した奈良で最初の本格的洋風建築で、重要文化財にも指定されています。


珠玉の仏たち
なら仏像館では、「珠玉の仏たち」と銘打ち、飛鳥時代から鎌倉時代に至る仏像が数多く展示されています。


パスポート
名品展の観覧料金は、一般520円。
しかし今回は、奈良博の公式HPを眺めていて発見した「パスポート」を購入してみました。

このパスポート提示で、全国の国立博物館(奈良・京都・東京・九州)の平常展(奈良の場合は名品展)が何度でも観覧可能となります。さらに正倉院展などの特別展等も、各展覧会ごとに1回、 合計6展覧会まで(東京と九州は合計2展覧会まで)観覧可能。また、奈良県立美術館、入江泰吉記念奈良市写真美術館、国立国際美術館・京都国立近代美術館・国立民族学博物館などの施設での割引特典等もついてきます。

特別展(1500円程度)を2回観覧すれば、ほぼ回収できる計算ですので、3100円(1年間有効)はお得だと思います。



なら仏像館
さて、撮影ができないので画像で紹介はできませんが、中はとにかく仏像だらけで素晴らしい空間でした。

<第1室:大和の仏たち>
いきなり多聞天立像と広目天立像(ともに重文)が出迎えてくれます。どちらも迫力満点。
(多聞天さんは下の「仏像を観る」の表紙の方です)

勝林寺と元興寺の十一面観音菩薩立像(ともに重文)の優しいお顔にはつい見とれてしまいます。

室生寺の十二神将立像(のうち2体)もよかったです。
辰神の勇ましいポーズと、未神の考え込むようなポーズが対照的で、とても興味深かったです。

室生寺の十二神将は、現在12体のうちこの2体が奈良国立博物館へ寄託されていますが、この度仙台市博物館で開かれる東日本震災復興祈念特別展「奈良国王・室生寺の仏たち」で12体勢揃いするそうです。12体すべてが一堂に出陳されるという、またとない機会なので、興味のある方は是非仙台へ。

奈良・国宝 室生寺の仏たち
(2014/7/4~8/24、仙台市博物館)



<第3室:特別公開・金剛寺降三世明王坐像>
大阪河内長野の古刹・金剛寺の降三世明王坐像が、修理を終えて特別公開されていました。
座高で2メートルは超えるという大きさに加え、目を見開いた憤怒の表情。すごい迫力です。
金剛寺では、不動明王坐像とともに大日如来坐像の脇侍として安置されていたそうなので、是非とも三尊揃った状態で見仏してみたいものです。
ちなみに金剛寺の「平成の大修理」は平成29年度終了予定だそうなので、まだ3年以上待たないといけません。


<第9室護法の天部形>
東大寺の十二神将が見ごたえありました。
頭に載せている十二支獣がなかなかユーモラスな表情でした。


<第11室神仏習合・動物彫刻>
ここでは2体の獅子が気になりました。
どちらも文殊菩薩像の獣座としての獅子ですが、文殊像の所在が不明となっています。
主人を待つ忠犬ハチ公のようにのも見えてしまいました。

また、東大寺の獅子頭部(重文)は、ゴジラの頭にそっくりでした。
ゴジラのデザインも、実はこのような獅子頭に由来しているのかもしれません。



仏像を観る
出口付近に、文化財修理保存のための募金箱が置かれています。
500円以上の寄付を行うと、オリジナルの仏像ガイドブック「仏像を観る」が頂けます。
仏像の種類、名称、素材と技法など、仏像を観るうえでの基礎知識を得ることができる内容です。


ミュージアムショップ
地下回廊にはミュージアムショップとカフェがあります。
ミュージアムショップは仏像関連の書籍が充実。


名品図録
そのミュージアムショップで図録(定価1000円)を購入。
「パスポート」を提示すると1割引きで購入できます。


スタンプ
今回は博物館なので、御朱印ではなくスタンプで〆




奈良国立博物館(なら仏像館) 見仏メモ

■住所:奈良市登大路町50番地
■開館:1895年(明治28年)
■開館時間:9:30~17:00
■休館日:毎週月曜日(休日の場合はその翌日、連休の場合は終了後の翌日)、1月1日
■観覧料金:名品展 一般500円、大学生260円 ※18歳未満、70歳以上は無料
     (特別展・共催展はその都度決定)
■駐車場:専用の駐車場なし(周辺の駐車場を利用)
■交通:JR・近鉄奈良駅から市内循環バス「氷室神社・国立博物館」下車すぐ
    近鉄奈良駅より徒歩15分

■公式サイト:【奈良国立博物館】

■地図
 

■関連書籍
 
 なら仏像館は「見仏記6 ぶらり旅篇」にて紹介されています。

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興福寺国宝館で阿修羅と対面

五重塔と鹿
今回は、阿修羅に会うために興福寺へ。
興福寺もまた馴染み深いお寺です。



国宝館
近鉄あみま倶楽部の会員なので、団体料金(500円)で入場できました。
ゆっくり見仏したいので、平日の開館直後を狙って行ったのですが、すでに修学旅行生などで、そこそこ混雑してました。



仏頭
仏頭、丈六阿弥陀、千手観音菩薩立像など、見どころ満載です。


龍燈鬼
龍燈鬼、天燈鬼も見逃せません。



阿修羅iPhoneアプリ看板
(阿修羅のiPhoneアプリ看板より)
でもここに来たらやはり、八部衆に釘付けでした。
鎌倉仏のような躍動感はありませんが、それぞれの表情や、全体的に醸し出す雰囲気が何ともいえず素晴らしいです。

迦楼羅(かるら)のやや女性的な雰囲気もいい感じですし、
獅子の冠をかぶった乾闥婆(けんだつば)の、静かに目を瞑る表情もいい。
五部浄(ごぶじょう)の少し眉間にしわを寄せ、何かを凝視するような表情も素晴らしい。


阿修羅iPhoneアプリ看板
(阿修羅のiPhoneアプリ看板より)

でもやはり、ここのエースは阿修羅ですね。
やわらかでいてクールな表情が何とも言えず最高です。
照明に映し出された影ですら素晴らしい。


興福寺絵葉書
興奮冷めやらぬままに、興福寺ショップに突入し、阿修羅と千手観音の絵葉書を購入。



あゆみ観音
国宝館の出口付近には「あゆみ観音」が展示されていました。
「あゆみ観音」とは、東日本大震災からの復興を祈る観音像で、津波に流された高田松原の松から作成され、5000人以上の「一人一刀」の支援彫刻により完成したそうです。

この後も岡寺や朝護孫子寺、當麻寺中之坊などで公開された後、7月に陸前高田市に届けられるそうです。

詳細はこちらへ → あゆみ観音プロジェクト実行委員会



興福寺御朱印
御朱印は中金堂勧進所で頂きました。
興福寺の本堂にあたる中金堂(再建中)の本尊釈迦如来様のご宝印に、寺名の由来となった「維摩経」の一節「令興福力」(りょうこうふくりき)という言葉が書かれています。

以前は国宝館でも千手観音のご朱印を頂けたようですが、今はやっていないようです。
窓口で尋ねると、中金堂勧進所か南円堂に行ってくれとのことでした。



興福寺・国宝館 見仏メモ

■住所:奈良県奈良市登大路町48番地
■宗派:法相宗(大本山)
■本尊:釈迦如来(国宝)
■創建:天智天皇8年(669年)
■開基:藤原不比等
■札所:西国三十三所第九番(南円堂)、西国薬師四十九霊場第四番(東金堂)
■拝観時間:境内終日、国宝館・東金堂9:00~17:00
■拝観料:境内=無料、国宝館=大人600円、東金堂=大人300円、共通券=大人800円
■駐車場:あり(有料)
■交通:近鉄奈良駅より徒歩7分

■公式サイト:【法相宗大本山 興福寺】

※世界文化遺産 古都奈良の文化財(1998年登録)

■地図
 

■関連書籍
   
 興福寺国宝館は「見仏記」、「見仏記4」、「見仏記6」にて紹介されています。

■関連DVD
 
 興福寺国宝館は「新TV見仏記4 奈良・斑鳩編」にて紹介されています。

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THEME:御朱印帳収集 | GENRE:旅行 |
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