FC2ブログ
プロフィール

ichibou

Author:ichibou
ならまち育ち。古刹・仏像めぐりを通じて奈良の魅力を再発見中。

おことわり
当ブログに掲載されている画像の無断転載・複写は固くお断りいたします。
カウンター

紅葉の立山黒部アルペンルート(長野・富山)

奈良の見仏ネタが続いているので、このへんで日本を一望します。趣向を変えて過去の旅ネタを。

特急あずさ1号で信濃大町へ
2年前の10月、立山黒部アルペンルートを、いくつかの珍しい乗り物を乗り継いで旅した際の記録です。まずは特急あずさ3号で信濃大町へ。信濃大町駅のホームは、リュックを背負った人たちで溢れていました。改札をでるとJRの職員さんがアルペンルートのチケットの販売所していました。信濃大町から立山までの通しチケットが買えるというので、それを購入。9390円也。このチケットを購入しておいたおかげで、後々各乗り物のチケット売り場に並ばなくて済むことになります。


アルピコ交通バスで扇沢へ
信濃大町駅からは、アルピコ交通のバスで扇沢へ。平日とはいえ、車内は結構な賑わいでした。扇沢に着くと、駐車場は観光バスだらけ。この辺りはまだそれほど紅葉していません。


扇沢から関電トロリーバス
扇沢から黒部湖までは関電トロリーバスに乗ります。一見普通のバスのようにも見えますが、電車と同じように架線から集電して動力としています。かつては東京や大阪、名古屋などの街中でもトロリーバスが走っていた時代があるそうです。


関電トロリーバス
関電トロリーバスは専用の架線の張られた道路を進みます。さすがに電気自動車なので、走行音は静かです。ウィーンと微かなモーター音を響かせて加速していきます。


黒部ダムへのトンネル
黒部ダム駅からトンネルを抜けると、


黒部ダム
黒部ダムが姿を見せます。


黒部ダム
黒部ダムは、186mという日本一の高さを誇るこのアーチ式ダムです。「黒部の太陽」という映画やドラマでおなじみのダムで、黒四ダムとも呼ばれます。


黒部ダム
トロリーバスの黒部ダム駅から、次に乗るケーブルカーの黒部湖駅までは、この黒部ダムの堰堤を歩くことになります。


黒部ケーブルカーで黒部平へ
黒部湖駅からは、黒部ケーブルカーで黒部平を目指します。


黒部平
黒部平まで来ると、美しい紅葉の風景が広がっていました。


黒部平
ななかまどが赤く染まっています。


立山ロープウェイで大観峰へ
さらに黒部平からは、立山ロープウェイで大観峰へ向かいます。背後に見えている湖が黒部湖です。


立山ロープウェイで大観峰へ
この辺りの紅葉はピークをむかえていました。


立山トンネルトロリーバスで室堂へ
大観峰から室堂へは、再びトロリーバスです。このような感じで集電しています。トロリーバスといえば、一昔まえの乗り物ののようなイメージですが、実はエコな乗り物なんですね。


左から剣岳、剣御前、別山
室堂に着くと、立山連邦の美しいパノラマが眼前に広がります。ちょっとわかりにくいですが、左奥が剣岳、中央が剣御前、左が別山となります。


雄山
こちらが立山連峰の主峰、雄山(3,003 m)。山頂付近に見える建物は雄山神社の社務所です。


室堂平
辺りは木も草も紅葉しています。


みくりが池
みくりが池は標高2,405mに位置する立山火山の火山湖です。池の左上の建物が、日本最高所の温泉宿である「みくりが池温泉」です。


室堂平
こちらの立山室堂山荘にも、立山が眼前に見える展望風呂があるそうです。


玉殿岩屋
崖を少し降り、立山開山伝説が残る玉殿岩屋もちょっと覗いてみました。 山岳信仰時代には修験者らの宿泊場所としても利用されたそうです。


立山高原バスで美女平へ
さて、室堂からは立山高原バスで美女平へ向かいます。


立山高原バスで美女平へ
途中、車内から見えた、弥陀ヶ原の風景。画像ではわかりにくいかもしれませんが、小さい池が点在しています。このような点在する池塘を「餓鬼田」と呼んで、地獄に見立てる伝説もこの辺りには残っているようです。


立山ケーブルカーで立山へ
美女平駅からは、またケーブルカーです。立山ケーブルカーで立山駅へ。


立山駅
そして、立山駅に到着。信濃大町で買ったチケットはここまでですが、アルペンルートはまだ続きます。


富山地方鉄道
立山からは、ラストの乗り物、富山地方鉄道で富山に向かいます。


富山地方鉄道
富山地方鉄道のこの列車は、元京阪電車だそうです。


岩峅寺駅
岩峅寺駅で途中下車してみました。なかなか雰囲気のある駅舎です。


岩峅寺駅
この駅舎はは映画「劒岳 点の記」にも登場します。映画では富山駅として撮影されたそうです。原作を書いている新田次郎のファンとしては気になるスポットでした。


レッドアロー
子供の頃絵本で見たレッドアローが通り過ぎて行きました。富山地方鉄道では、かつて東京や大阪で走っていた車両を譲り受け、現役として走らせているそうです。


富山市内
終点の富山市内に着く頃には、もう辺りは暗くなっていました。これで立山黒部アルペンルート制覇です。


糸庄・もつうどん
この日は、富山市内の糸庄という店で、地元で人気の「もつうどん」をいただきました。


 
関連記事
スポンサーサイト
THEME:国内旅行 | GENRE:旅行 |

福智院、宝冠の十一面観音と巨大な地蔵

福智院
宝冠十一面観音菩薩立像が特別公開されている福智院に行ってきました。


福智院
福智院は、聖武天皇が発願して玄昉が創建した「清水寺」が前身だそうです。そういえば、福智院の脇から玄昉の首塚ともいわれる頭塔方面へ登っていく道は「清水通り」と呼ばれています。この辺りに「清水」という地名が残っているのは、福智院の前身のお寺と関係があるのかと、勝手に納得してしまいました。


福智院
(境内に掲げられた「祈りの回廊」の看板より)
さて、お目当ての宝冠(ほうかんむり)の十一面観音様は、お堂に入ってすぐ右奥にいらっしゃいました。元々は伊勢の方で祀られており、明治の廃仏毀の後にこちらのお寺に来られたそうです。頭上に宝冠を頂いた十一面観音は大変珍しく、私も初めて見ました。少しふっくらしたお顔は、時代は違いますが、奈良国立博物館に所蔵されている勝林寺の十一面観音様に似ていらっしゃる印象です。


福智院
(光背の化仏が表紙となった福智院のパンフレット)
そして、驚いたのは、ご本尊の地蔵菩薩坐像。台座+光背で6.65mという大きさはもちろん、その光背の立派さ、珍しさにも驚きました。5mを超える舟型光背には小さなお地蔵様がびっしりと彫られています。その数560体だとか。本尊と、二重円光部についている六地蔵の化仏と、この560体を合わせると、全部で567体の地蔵がいることになります。この567という数字は釈迦入滅後56億7千万年後に弥勒菩薩が姿を現すという弥勒信仰にリンクした数字だそうです。この地蔵の化仏の他に、釈迦と同体とされる不空成就如来と、地獄の二王である閻魔王と太泰山王の化仏もつけておられました。


福智院
(本堂脇に置かれていたかぼちゃ)
上の画像とは関連ありませんが、お堂の一番奥には、もうひとつ気になる仏像が祀られていました。青面金剛立像です。三眼の憤怒相で邪鬼を踏み、ショケラと呼ばれる上半身裸の女人像の頭髪をつかんでぶら下げています。先日法起院で見た青面金剛に比べ、かなり怖い印象でした。


福智院
地蔵菩薩がご本尊のお寺だけあってか、境内にはたくさんのお地蔵様や石塔が並べられていました。


福智院・御朱印
御朱印は宝冠十一面観音様のものを頂きました。仏像が素晴らしいだけでなく、お寺の方の対応も丁寧で、とても好印象のお寺でした。


福智院
実は福智院の前の細い道は、かつて私の通学路でした。毎日通っていたのですが、こんなに立派なお地蔵大仏がいらっしゃったとは、まったく気づいていませんでした・・・。灯台下暗しというか、身近なところにまだまだ素晴らしい仏様がいらっしゃいます。奈良の仏像巡りはかなり奥が深そうです。



福智院 見仏メモ

■住所:〒630-8381 奈良市福智院町46
■電話:0742-22-1358
■山号:清冷山
■宗派:真言律宗
■本尊:地蔵菩薩
■創建:736年(天平8年)
■開基:玄昉
■拝観時間:9:00~16:30
■拝観料:400円
■駐車場:なし
■交通:JR・近鉄奈良駅より「天理」、「下山」行きバス「福智院町」下車、徒歩1分

■今回見仏した仏達
  ・地蔵菩薩坐像(重文、鎌倉時代、寄木造)
  ・宝冠十一面観音菩薩立像(室町時代) ※秘仏
  ・青面金剛立像(江戸時代)

■地図
 

■関連書籍
 
 福智院は「見仏記 メディアミックス篇」にて紹介されています。

■関連DVD
 
 福智院は「新TV見仏記14 奈良・東大寺編 ~4Kで撮っちゃいましたスペシャル~
 にて紹介されています。

関連記事
THEME:古寺巡礼 | GENRE:旅行 |

三不空羂索観音巡り(その3)-不空院

三不空羂索観音巡り、最後は不空院です。

鹿
法華堂を後にして、若草山の麓から春日大社の境内を横切り、高畑方面へ向かいます。


不空院
中の禰宜から山の辺の道へと続く道を進むと、新薬師寺の少し手前に不空院があります。不空院は、鑑真の僧坊跡に創建されたお寺で、かつては南円堂を模した建立された八角堂もあったそうです。「福井之大師」とも呼ばれ、女人救済の寺としても信仰されているようです。お寺の前は何度も通っていますが、拝観させていただくのは今回が初めてです。


不空院
普段は予約が必要ですが、春と秋の特別拝観期間は予約なしで拝観可能となっています。さっそく拝観料400円を納めて、本堂へ。


不空院
(祈りの回廊の看板より)
ご本尊、不空羂索観音は、南円堂と同じ坐像でした。サイズは南円堂や法華堂の観音様と比べれば小さいですが、穏やかで慈悲深い表情を見ていると、見た目以上の存在感があります。ここ不空院は春日大社との縁が深く、この不空羂索観音様は春日大社の第一の神が変化されたお姿だそうです。

また、特別拝観中は秘仏の弁財天も公開されており、宇賀神を頭にのせた小ぶりの弁財天様も拝観させていただくことができました。


不空院
境内には、「えんきりさん」(法竜大善神)、「えんむすびさん」(黒竜大神・市岐姫大神)が一緒に祀られています。相反する神様が並べて祀られているようにも思えますが、きちんと縁を切り新たな縁を結ぶという意味合いがあるようです。


不空院・タヌキ
その鳥居の両脇に立っているのは、阿吽のタヌキです(こちらのタヌキは吽形)。狛犬でもなく、キツネでもなく、タヌキというのが珍しいですね。顔だけ見ているとキツネっぽいですが、お腹を見ればたしかにタヌキです。


不空院
黒竜大神と市岐姫大神の祠の間には、タヌキ自身も祀られていました。


不空院・不動明王
葉がちぎれないことから縁結びにご利益があるという梛(なぎ)の木の根元には、小さな不動明王様がいらしゃいました。これとは別に、今年の8月に完成したという羂索庵には不動三尊の石仏や木製の不動明王像も祀られていました。

不空院・如意輪観音
また、境内の奥では如意輪観音の石仏も祀られておりました。


不空院・御朱印
こちらが不空羂索観音の名が書かれた御朱印です。これで、三不空羂索観音巡りは終了です。



不空院 見仏メモ

■住所:〒630-8301 奈良市高畑福井町1365
■山号:春日山(しゅんにちさん)
■宗派:真言律宗
■本尊:不空羂索観音立像
■拝観時間:9:00~17:00 ※特別拝観期間外は要予約
■拝観料:400円
■駐車場:なし
■交通:JR・近鉄奈良駅より市内循環バス「破石町」下車、徒歩8分

■今回見仏した仏たち
  ・不空羂索観音立像(重文、鎌倉時代、寄木造)
  ・弁財天女坐像(室町時代) ※秘仏

■地図
 

■関連書籍
 
 不空院は「見仏記6 ぶらり旅篇 (角川文庫)」にて紹介されています。

■関連DVD
 
不空院は「TV見仏記 10 奈良/京都・宇治編」にて紹介されています。

関連記事
THEME:古寺巡礼 | GENRE:旅行 |

三不空羂索観音巡り(その2)-東大寺法華堂

三不空羂索観音巡り第二弾。興福寺南円堂を後にし、次は、東大寺法華堂へ向かいました。

東大寺境内
訪れたのは平日ですが、東大寺の境内はすごい賑わいです。


東大寺南大門
南大門では、ちょど金剛力士像(阿形)の保存修理作業が行われていました。


東大寺二月堂
二月堂は黄色い帽子の小学生たちに占拠されていました。


東大寺法華堂
そして二月堂の隣にあるのが、法華堂(三月堂)。後に改築はされているとはいえ、東大寺のなかで最も古い奈良時代の建物です。もちろん国宝。


東大寺法華堂パンフ
(法華堂でいただいたパンフレット)
先に訪れた南円堂は躍動感ある鎌倉仏の世界でしたが、こちらはしなやかな天平ワールド。ご本尊、不空羂索観音立像をはじめ、その脇を固める梵天・帝釈天、金剛力士像(阿形・吽形)、四天王像すべてが天平仏で、どれも3メートルを超える大きなものばかり。しかも全部国宝です。

お目当ての不空羂索観音は、額には縦に第三の眼を有し、胸元で合唱する二腕の外に6本の腕を伸ばす一面三目八臂の形や、化仏をつけた宝冠を被るなど、南円堂の不空羂索観音とも共通していますが、こちらは立像(南円堂は坐像)で、雰囲気はまったく異なります。表情には威厳があり、やや厳しい表情にも見えます。なんといっても光背が素晴らしく、放射線状に光線が伸び、観音様自身が光り輝いているように見せています。

東大寺法華堂
大仏殿や二月堂は賑わっていましたが、こちらはそれほどでもなく、ゆったり見仏することができました。静かな堂内では、畳に腰を掛けてゆっくり拝観できるようにもなっているのもいいですね。東大寺さんの懐の深さを感じました。


東大寺法華堂・御朱印
最後に、不空羂索観音の御朱印をいただき、不空羂索観音の合掌した手のひらに挟まれた水晶宝珠が表紙となっている絵葉書も購入。次回は秘仏・執金剛神立像が開帳される日に、お参りさせていただ行きたいと思います。



東大寺 法華堂(三月堂) 見仏メモ

■住所:奈良市雑司町406-1
■宗派:華厳宗(大本山)
■本尊:不空羂索観音立像
■創建:天平時代
■開基:良弁
■拝観時間:7:30~17:30(4~9月) ※季節によって変動あり
■拝観料:500円
■開扉日:執金剛神立像の開扉は毎年12月16日
■入堂料:500円(法華堂)

■今回見仏した仏達
  ・不空羂索観音立像(国宝、奈良時代、脱活乾漆造)
  ・梵天・帝釈天立像(国宝、奈良時代、脱活乾漆造)
  ・金剛力士立像(阿形・吽形)(国宝、奈良時代、脱活乾漆造)
  ・四天王立像(国宝、奈良時代、脱活乾漆造)

■地図
 

■関連書籍
 
 東大寺法華堂は「見仏記」にて紹介されています。

 
 寺は「見仏記4 親孝行篇」にて紹介されています。

 
 東大寺法華堂は「見仏記6 ぶらり旅篇」にて紹介されています。

 
 東大寺法華堂は「見仏記 メディアミックス篇」にて紹介されています。

関連記事
THEME:古寺巡礼 | GENRE:旅行 |

三不空羂索観音巡り(その1)-興福寺南円堂

興福寺南円堂特別公開
10月17日は、興福寺・南円堂が特別開扉され、年に一度不空羂索観音を拝観できる日でした。不空羂索観音像は作例それほど多くない珍しい観音様ですが、東大寺法華堂の不空羂索観音と不空院の不空羂索観音とあわせて「三不空羂索観音」とも呼ばれます。この日は、ぜいたくにもその三つをいっきに巡ってきました


興福寺南円堂
まずは、興福寺南円堂から。小学生の頃、写生会といえば南円堂に来ていたような記憶があり、興福寺の中でも馴染み深いお堂です。散歩コースだったりもするので、前はよく通りますが、中に入らせていただくのは今回が初めてです。


南円堂エコ・トート
拝観料は300円ですが、エコバック付きでした。のちに気づいたのですが、このエコバッグ、南円堂前の売店で220円で販売されていました。ということは実質拝観料80円!?興福寺さん太っ腹ですね。


興福寺南円堂
さて拝観料も納めたので、お堂へ。


興福寺三重塔
お堂に上ると、この角度から三重塔を眺めることができます。


興福寺三重塔
国宝・三重塔をこの角度から見おろすのも、特別開扉の今日しかできません。


興福寺南円堂・特別公開看板
(境内に掲げられた「うましうるわし奈良」の看板より)
ご本尊・不空羂索観音坐像は鎌倉時代に康慶(運慶の父)とその弟子によって造立されたものです。一面三目八臂という像容。3メートルを超える大きさと、凛としたお顔、漂う荘厳な空気に圧倒されてしまいました。

また、須弥壇の四方に安置された四天王も見事です。邪鬼は踏んでいません。岩座に立ち腰をひねる姿はとても力強く、鎌倉仏らしい迫力です。

JR東海のCMでお堂の中の様子が少し見ることができます。
カッコいいCMですので、興味のある方は↓からどうぞ。
【JR東海 うましうるわし奈良キャンペーン 興福寺南円堂・北円堂篇】




興福寺南円堂
もっとじっくり見仏したいところですが、さすがに年一回のご開帳で拝観者も多く、ほどほどにしてお堂を出ました。外に出てみると屋根に獅子がいるのを発見。


興福寺南円堂・右近の橘
南円堂の右手(向かって左)には、橘の木があり、ちょうど実をつけていました。右近の橘と呼ばれているそうです。


アカタテハ(興福寺南円堂前)
その橘の木の前で、秋の蝶、アカタテハを見つけました。


興福寺南円堂・左近の藤
ちなみに左手には、左近の藤があります。


興福寺南円堂・御朱印
最後に「南円堂」と書かれた御朱印も頂きました。南円堂前の納経所には、御朱印を乾かすためのドラーヤーが完備されておりました。


興福寺南円堂・散華
南円堂の御朱印をお願いしたら、散華も頂けます。西国三十三カ所巡りのやつですね。ここは九番札所です。



興福寺 南円堂 見仏メモ

■住所:奈良県奈良市登大路町48番地
■電話:0742-24-4920(南円堂納経所)
■宗派:法相宗(大本山)
■南円堂の本尊:不空羂索観音坐像
■南円堂の創建:813年(弘仁4年)
■南円堂の開基:藤原冬嗣
■札所:西国三十三所第九番(南円堂)
■拝観時間:境内終日  ※堂内拝観は、毎年10月17日の特別開扉日のみ
■拝観料:境内無料
■駐車場:あり(1000円、約50台)
■交通:近鉄奈良駅より徒歩7分

■今回見仏した仏達
 ・不空羂索観音菩薩坐像(国宝、鎌倉時代、寄木造、康慶一門の作)
 ・四天王立像(国宝、鎌倉時代、寄木造)

■公式サイト:【法相宗大本山 興福寺】
■関連サイト:【JR東海 うましうるわし奈良キャンペーン 興福寺南円堂・北円堂篇】




関連記事
THEME:古寺巡礼 | GENRE:旅行 |

法起院の青面金剛とハガキの木

10/15~16に桜井市にある法起院で秘仏・長谷庚申青面金剛像が開帳されると聞き、さっそく伺ってきました。

法起院・山門
法起院は、長谷寺の参道にあり、西国三十三か所巡りの番外札所となっています。


法起院・本堂
本堂(開山堂)には、長谷寺に本尊十一面観音像を祀って開山したと伝えられている徳道上人像が祀られています。徳道上人は西国三十三所を創始したとも伝わる人物でもあります。


法起院・灯籠
長谷寺塔頭である法起院では、長谷寺の回廊と同じ灯籠を見ることができます。


法起院・庚申堂
さて、お目当ての青面金剛様は、この小さな庚申堂の中にいらっしゃいました。三眼の憤怒相で虎皮を胯を身につけておられます。江戸時代のものですが、平成8年に修復されており、彩色も鮮やかなものでした。


法起院・庚申堂
ならまちでは赤い「身代わり申」をよく見かけますが、この庚申堂には紫のものも吊るされていました。


法起院・はがきの木
もう一つ法起院で見逃せないのが、徳道上人御霊廟の奥にある「ハガキの木」と呼ばれる多羅葉樹(タラヨウジュ)の木です。


法起院・はがきの木
葉の裏に尖ったもので書くと文字が浮かび上がります。ハガキの由来となった言われる木だそうです。そう言われてみると、ハガキは漢字で「葉書」と書きますから、納得ですね。こんな珍しい木があるとは知りませんでした。


法起院・御朱印
最後に御朱印も頂きました。「開山堂」と書かれています。



法起院 見仏メモ

■住所:〒633-0112 奈良県桜井市初瀬776
■宗派:真言宗豊山派(長谷寺塔頭)
■本尊:徳道上人
■創建: 735年(天平7年)
■開基:徳道上人
■札所:西国三十三所番外
■拝観時間:8:30~17:00(3/20~11/30) ※季節によって変動
■拝観料:無料
■駐車場:無料(6台)
■交通:近鉄大阪線長谷寺駅を下車、徒歩15分

■今回見仏した仏達
 【本堂】
  ・徳道上人像
 【庚申堂】
  ・青面金剛像(江戸時代) ※秘仏

■公式サイト:【西国番外札所 長谷寺開山堂 法起院】

■地図
 

関連記事
THEME:古寺巡礼 | GENRE:旅行 |

安倍文殊院のコスモス迷路

昨日紹介した藤原宮跡のコスモスを満喫したあとは、コスモスの「はしご」をすべく、安倍文殊院に向かいました。

安倍文殊院・山門
おふさ観音から安倍文殊院に続く「長寿道」を行くと、ちょうど安倍文殊院の山門に出ました。


安倍文殊院・コスモス
今回は見仏目的ではなく、このコスモス迷路が目当てです。


安倍文殊院・コスモス
ここのコスモスは迷路用に栽培されているので、普通より背が高く、2mを超えるものも。


安倍文殊院・コスモス
迷路は、途中にあるスタンプを集めてゴールを目指す形です。迷路の途中にこのような箱があり、コスモスの花ことばが印されたスタンプが置かれています。


安倍文殊院・コスモス
開花状況も、まさに見頃といった感じです。


安倍文殊院・コスモス
境内には、迷路も含めて30種類ものコスモスがあるそうです。

安倍文殊院・コスモス

安倍文殊院・コスモス

安倍文殊院・コスモス
これはチョコレートコスモスという種類。ほんのりチョコレートの香りがします。


安倍文殊院・コスモス
迷路の外側からでも十分コスモスを楽しめます。こちらはコスモス迷路越しの金閣浮御堂。


安倍文殊院・コスモス
そしてこちらはコスモス迷路越しの不動堂。


安倍文殊院・コスモス
安倍晴明公が天文観測の地として登ったといわれる展望台からは、コスモス迷路の全容が一望できます。


安倍文殊院・コスモス
先にここからチェックポイントを見つけてはいけません!?


安倍文殊院・コスモス迷路入園証
これが集めた花ことばスタンプ。迷路自体はそれほど難しくありません。あくまでもコスモスを楽しむのがメインですね。有難いことにこれが無料で楽しめます。


日本国宝展
なお、普段は本堂におられる善財童子と須菩堤(仏陀波利三蔵)のお二方は、現在東京国立博物館(日本国宝展)に出張中です。



安倍文殊院 コスモス迷路 メモ

■名称:安倍文殊院
■住所:〒633-0054 奈良県桜井市阿部645
■電話:0744-43-0002
■拝観時間:9:00~17:00
■拝観料:境内、コスモス迷路 無料
     本堂拝観 700円(抹茶・菓子付き)
     金閣浮御堂拝観 700円(お札・お守り付き)
     二ヶ所共通拝観券 1200円
■駐車場:100台・500円
■交通:JR万葉まほろば線・近鉄大阪線桜井駅下車、徒歩20分
    または桜井駅より奈良交通バス「安倍文殊院前」下車すぐ
■花ごよみ:ジャンボ干支花絵(パンジー、11月~4月)、ぼけ(1~3月)、
      桜(4月)、春咲きコスモス(4月)、ツツジとサツキ(4月下~5月中)、
      秋のコスモス迷路(9~10月)、紅葉(11月)

■公式サイト:【安倍文殊院】

■地図
 

関連記事
THEME:奈良 | GENRE:地域情報 |

藤原宮跡のコスモス

藤原宮跡・コスモス
秋晴れの藤原宮跡へ行ってきました。藤原宮跡では、季節ごとに花が植えられ、菜の花やコスモス、キバナコスモス、ハスなどが楽しめます。


藤原宮跡・コスモス
今、「秋ゾーン2」とよばれる区画では、コスモスが見頃をむかえており、多くの方が写真を撮りに訪れていました。


藤原宮跡・コスモス
今年は天候不順の影響で、種まきが遅れ、開花の時期も10月中旬までずれ込んだそうです。


藤原宮跡・コスモス
北を向けば耳成山、


藤原宮跡・コスモス
東を向けば、香具山が望めます。


藤原宮跡・コスモス
秋ゾーン2は見頃を迎えましたが、種蒔き時期が違う秋ゾーン1、朝堂院東ゾーンと呼ばれる区画はまだまだこれからのようです。今年は11月上旬までコスモスを楽しめそうだとのことです。



藤原宮跡 メモ

■住所:奈良県橿原市醍醐町
■入場料:無料
■駐車場:あり(無料)
■交通:近鉄大阪線耳成駅、畝傍御陵前駅より、徒歩30分。
    大和八木駅より、コミュニティーバス「橿原市藤原京資料室前」下車、徒歩4分
    JR畝傍駅より、徒歩30分

■関連サイト:【藤原宮跡5つの花ゾーン開花状況(かしはら探訪ナビ)】

■地図
 

関連記事
THEME:奈良 | GENRE:地域情報 |

法然上人ゆかりの東大寺・指図堂へ

前回紹介した東大寺勧進所拝観のつづきです。勧進所の門をでると、すぐ前にある指図堂の扉が開いているのに気づきました。少しのぞいてみると、拝観できるようなので、お参りさせていただきました。


東大寺指図堂
この指図堂は、もともと大きな板絵に描かれた「指図」(大仏殿の計画図面)を収めていたお堂で、大仏殿復興後に大風で倒壊したものの、浄土宗徒の願いにより法然上人ゆかりの霊場として再建建されたものだそうです。


東大寺指図堂・圓光大師二十五霊場碑
それゆえ、華厳宗総本山の東大寺にあるお堂ではありますが、法然上人(圓光大師)二十五霊場ということで、浄土宗徒も多くお参りにこられるそうです。


東大寺指図堂・びんずる尊者
さて、お堂に向かうと、まずは迫力ある賓頭盧(びんづる)さんが出迎えてくれます。


東大寺指図堂
そして、お堂の中に入ってみると、何やらカメラで撮影されている方が何人かいます。お寺の方に尋ねると、写真撮影OKとのことでしたので、私も遠慮なく撮影させていただきました。


東大寺指図堂・法然上人像
こちらは、このお堂のご本尊、法然上人の絵図。まだ真新しい立派な厨子の中に収められていました。鎌倉時代の大仏復興に携わった重源は、この法然上人に推挙されて勧進職に就いたそうです。


東大寺指図堂・阿弥陀三尊
左奥の厨子には来迎形式の阿弥陀三尊像が祀られていました。江戸時代の作で、厨子の扉は常に開けているとの事ですが、色落ちすることなく、とても綺麗な状態です。脇侍の観音、勢至の両菩薩が前傾姿勢が特徴的です。

東大寺指図堂・阿弥陀三尊厨子
厨子の扉は、これまた立派な二十五菩薩像が描かれいました。


東大寺指図堂・阿弥陀如来坐像
右奥には阿弥陀如来坐像も。


東大寺指図堂・普賢菩薩
撮影OKとはいえ、さすがにフラッシュの使用は控え、一番奥の薄暗いところで撮影していると、お寺の方が近づいてきて、ご親切にもペンライトで照らしてくださいました。そのペンライトの灯りでなんとか撮影したのが、この普賢菩薩。お堂の一番奥に置かれていた厨子の扉に描かれたものです。


東大寺指図堂・霊鷲山
この厨子には、お釈迦様が修行されたという霊鷲山(りょうじゅせん)も描かれていました。

ちなみにこの厨子には、もともと釈迦如来坐像(重文)が祀られていたそうです。その釈迦如来坐像は奈良国立博物館に寄託されていましたが、最近、東大寺ミュージアムへ移されたとのことです。


東大寺指図堂・御朱印
最後に、御朱印も頂きました。
「圓光大師」

入堂が無料にもかかわらず、丁寧な解説までしていただき、いたれりつくせりの指図堂でした。また折りを見てお参りさせていただきたいと思います。


おまけです。
せんとくん
帰路、近鉄奈良駅前で、せんとくんに遭遇。



東大寺指図堂 見仏メモ

■住所:〒630-8587 奈良市雑司町406-1(大仏殿西側)
■電話:0742-22-5511(東大寺代表)
■札所:法然上人二十五霊場 第11番
■開堂日:土日祝 9:00~16:30 (※閉堂の場合もあり、要確認)
■入堂料:無料
■地図
 

関連記事

東大寺勧進所でアフロ仏(五劫思惟阿弥陀)と再会

東大寺転害会特別開扉看板

毎年10月5日は東大寺の転害会です。この日、大仏殿の西側にある勧進所では、秘仏の特別開扉も行われるので、お参りに行ってきました。


東大寺勧進所
勧進所は、南都焼討によって焼失した東大寺を復興する際、重源が勧進の本拠とした場所です。この一角は塀で囲まれおり、この門を入って左手に公慶堂、さらに先の門の奥には阿弥陀堂、八幡殿、経庫といった建物が残されています。


東大寺勧進所・阿弥陀堂
まずはお目当ての五劫思惟阿弥陀様にお会いするために、門を2つくぐって阿弥陀堂へ。


五劫思惟阿弥陀グッズ
(あべのハルカス東大寺展で買った五劫思惟阿弥陀グッズ)
実物の写真は撮れませんが、以前にも紹介したこの方がおられます。そう、あのアフロの仏様です。あべのハルカスではガラス越しでの対面でしたが、こちらではガラス無しで近くから拝観させてもらうことが出来ました。螺髪が伸びた大きな頭に、目鼻立ちが小さく中央に寄った顔、鋭く美しく切れ込んでいる衣文など、じっくり拝見することができました。また、阿弥陀様の四方には邪鬼を踏んだ四天王も配されており、これまた小ぶりながらも迫力のある素晴らしいものでした。


東大寺勧進所・八幡殿
次は、一番奥にある八幡殿へ。こちらには、国宝の僧形八幡神坐像が祀られています。元々は東大寺の鎮守八幡宮(現、手向山八幡神社)の御神体であったもので、神仏分離・廃仏毀釈の折りに東大寺に移されたものだそうです。鎌倉時代の慶派の手によるものだそうですが、彩色も綺麗に残っており、大変立派な物でした。僧形八幡神坐像の前には二頭の狛犬も置かれておりました。


東大寺勧進所・経庫
これは八幡殿の隣にある経庫です。正倉院の西にあった倉を移したものだそうです。


東大寺勧進所・公慶堂
そして、門をひとつ戻って、公慶堂へ。


東大寺勧進所・公慶堂扁額
こちらには江戸時代に大仏殿および大仏の再興にその生涯をかけた公慶上人の坐像が安置されています。公慶上人のお顔は一見柔和な表情に見えますが、よく見ると頬はこけ、右目は充血しており、大仏殿再興にかけたその信念や苦労がにじみ出ているようにも見えました。


五劫院 公慶上人大五輪石塔
(五劫院・公慶上人大五輪石塔)
ちなみに公慶上人のお墓は、先日お邪魔した五劫院にありました。大仏殿の落慶を見ることなく、江戸で客死した公慶上人の遺骸は奈良まで運ばれ、五劫院に埋葬されたそうです。


東大寺勧進所・公慶堂鬼瓦
(公慶堂の鬼瓦)
このほか公慶堂には、地蔵菩薩立像や不動明王像、十一面観音像なども安置されておりました。


東大寺勧進所から大仏殿を眺める
そして、最後にもう一度阿弥陀堂にもどり、五劫思惟阿弥陀様にご挨拶してから帰路につきました。



東大寺勧進所(阿弥陀堂、八幡殿、公慶堂) 見仏メモ

■住所:〒630-8587 奈良市雑司町406-1 東大寺勧進所内
■電話:0742-22-5511(東大寺代表)
■開扉日:八幡殿、阿弥陀堂:毎年10月5日
     公慶堂:毎年4月12日と10月5日
■入堂料金:500円

■今回見仏した仏達
 【阿弥陀堂】
  ・五劫思惟阿弥陀坐像(重文、鎌倉時代、木造)
 【八幡殿】
  ・僧形八幡神坐像(国宝、鎌倉時代、木造)
 【公慶堂】
  ・公慶上人坐像(重文、江戸時代、木造)

■地図
 

関連記事
カテゴリ
  • 見仏(奈良)(115)
  • 見仏(滋賀)(26)
  • 見仏(京都)(17)
  • 見仏(大阪)(4)
  • 見仏(兵庫)(2)
  • 見仏(和歌山)(4)
  • 見仏(北海道)(2)
  • 見仏(青森)(3)
  • 見仏(岩手)(2)
  • 見仏(東京)(5)
  • 見仏(神奈川)(4)
  • 見仏(愛知)(3)
  • 見仏(岐阜)(1)
  • 見仏(富山)(1)
  • 見仏(大分)(6)
  • 見仏(ミュージアム)(32)
  • 奈良の神社(6)
  • 奈良の行事(5)
  • 奈良公園散歩(3)
  • 奈良のミュージアム(15)
  • 奈良の四季(16)
  • かつての奈良(2)
  • 奈良の展望スポット(5)
  • 奥大和を一望す(19)
  • 北海道を一望す(24)
  • 東北を一望す(6)
  • 中部を一望す(7)
  • 中国・四国を一望す(2)
  • お知らせ・雑記(3)
  • 未分類(0)
  • 記事インデックス(4)
ブログランキング
検索フォーム
QRコード
QR