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ならまち育ち。長年東京に暮らすも、現在は奈良に戻り、その魅力を再発見中。「見仏記」の影響で仏像鑑賞が趣味に。

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中宮寺で紙の文殊菩薩を拝観

「ほほえみの御仏」チラシ
現在、東京国立博物館では日韓国交正常化50周年を記念して「ほほえみの御仏―二つの半跏思惟像―」という展覧会が行われています。この展覧会はソウルと東京で行われ、中宮寺のご本尊・半跏思惟像と韓国の半跏思惟像が競演しています。


中宮寺・案内
(中宮寺の入口に掲示されていた案内より)
この期間中、中宮寺の拝観はどうなっているのだろうと、公式サイトで確認すると、御本尊不在中は御身代わり様(複製)が本堂にお出ましになられ、拝観料は無料になると書かれています。また、普段は東京国立博物館へ寄託されている「紙製 文殊菩薩立像」が中宮寺にお戻りなられるとの一文も見つけました。


中宮寺
中宮寺の半跏思惟像は昨年秋に拝観させていただいたので、無料だからといってわざわざ御身代わり様を拝みに行くこともないのですが、今回は「紙製の文殊菩薩」とはいったいどのような像なのだろうと興味を持ち、中宮寺を再訪してきました。


中宮寺・本堂
本堂に入ると、正面に御身代わり様が鎮座されています。素人目にはこれが本物なのか複製なのかの見分けがつくはずもなく、普段とかわらぬ中宮寺の風景がそこにありました。普段と違うのは、御身代わり様の斜め前の小さなガラスケースが置かれていることぐらいでしょうか。


中宮寺・本堂
もちろん堂内は撮影禁止なので、そのお姿は紹介できませんが、そのガラスケースの中には、頭髪を五つに束ね、まるで童子のようなかわいらしい文殊様が納められていました。像高52.5センチのこの像は、鎌倉時代に中宮寺の尼僧によって作られたといいます。経巻を芯に紙を貼り重ねて形成するという特殊な方法で造られています。木製の像と同じように彩色され、玉眼まで入っているので、何も言われなければ、私にはこの像が木製なのか紙製なのか見分けることができません。その完成度、質感に驚かされました。

残念ながら、東京まで「ほほえみの御仏」展を観覧しに行くことはできませんでしたが、代わりにご本尊不在の中宮寺で大変貴重な紙の文殊様にお会いすることができました。


中宮寺(ちゅうぐうじ) 見仏メモ
■住所:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺北1-1-2
■山号:法興山
■宗派:聖徳宗
■本尊:如意輪観音
■創建:7世紀前半
■開基:穴穂部間人皇后
■札所:聖徳太子霊跡15番
■拝観時間:9:00〜16:30(10/1〜3/20は16:00まで)
■拝観料:600円 (※法隆寺と併せて参拝の場合、100円割引)
   ※2016年5月12日~7月12日の間はご本尊出陳中につき、拝観無料
■駐車場:なし(※近隣の有料P利用)
■交通:JR法隆寺駅より、「法隆寺門前」行バス終点下車、徒歩8分

■今回見仏した御仏
  ・文殊菩薩立像 - 重文、鎌倉時代、紙製、像高52.5cm、東京国立博物館寄託

■公式サイト:【聖徳宗 中宮寺 公式ホームページ】

■地図
 


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