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Author:ichibou
ならまち生まれ。東京暮らしが長かったものの、現在は奈良に戻り、その魅力を再発見中。「見仏記」の影響で仏像鑑賞が趣味に。

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第32回 観音の里ふるさとまつり (2) - 竹蓮寺の聖観音

竹蓮寺
冷水寺からさらに西に進むと、琵琶湖との間に横たわる小高い山の麓に西阿閉という集落があります。次の目的地はその集落にある竹蓮寺です。ここに限らず今回開扉しているお堂の周辺には「ふるさとまつり」の赤いノボリがいくつも立てられているので、詳しい地図がなくとも近くまでいけばほぼたどり着くことができます。


竹蓮寺・宝冠阿弥陀
こちらも寺といえども、小さなお堂が一つあるのみです。詳しい寺の由緒はわかりませんが、門前にあった案内板によると、大雨の際に川の橋げたに流れついた像を村人が拾いあげ、仏堂をつくって安置したのが始まりのようです。


竹蓮寺・宝冠阿弥陀
その拾い上げられた像がこちらがご本尊です。こちらは聖観音像と伝わっていたようですが、宝冠と額の間の地髪部には如来の特徴がある螺髪がみられ、衲衣を着ていることから、実際には宝冠阿弥陀如来像だとされています。


竹蓮寺・御朱印
胸前に掲げた右手や、蓮華を持つような形の左手を見ていると確かに聖観音のように見えます。しかし、この両手は近世の補修によるもので、元々は阿弥陀定印を結んでいたのではないかとも言われています。


竹蓮寺
とはいえ、堂内の提灯には「南無観世音菩薩」と書かれています。学術的には如来に分類される像なのかもしれませんが、地元の人々からは今もなお観音様としてお祀りされているようです。


竹蓮寺
御朱印にも「大悲殿」と書かれていました。「大悲」とは観音菩薩の別名。つまり観音を祀る建物(観音堂)という意味です。



竹蓮寺(ちくれんじ) 見仏メモ

■住所:滋賀県長浜市高月町西阿閉1487
■山号:朝日山
■本尊:宝冠阿弥陀如来坐像(伝、聖観音菩薩坐像)
■拝観:要予約
■拝観料:200円
■問い合わせ先:奥びわ湖観光協会
■駐車場:あり
■交通:JR高月駅より車で10分

■今回見仏した御仏
  ・宝冠阿弥陀如来坐像 - 長浜市指定文化財、平安時代、一木造(欅)、像高83cm

■関連サイト:
 【竹蓮寺 聖観音坐像 | 長浜・米原・奥びわ湖を楽しむ観光情報サイト】

■地図
 

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THEME:古寺巡礼 | GENRE:旅行 |

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