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ichibou

Author:ichibou
ならまち生まれ。東京暮らしが長かったものの、現在は奈良に戻り、その魅力を再発見中。「見仏記」の影響で仏像鑑賞が趣味に。

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柳生街道を歩いて地獄谷石窟仏へ

柳生街道・忍辱山
円成寺を拝観した後は、柳生街道を歩いて奈良へと戻りました。円成寺の境内から西へと続く細道を進んで国道を渡ると、柳生街道(滝坂の道)奈良方面への入口があるので、ここからスタートします。


柳生街道の道標
普段バイクで移動することが多いのに、わざわざバスで来たうえに歩いて帰るのは、新調したトレッキングシューズの慣らし運転をしたかったからです。奈良市街までは10kmちょっとの道のりだと思われますが、まずは4.4km先の峠の茶屋を目指します。


柳生街道の石畳
序盤は歩きやすい道が続きますが、徐々に上り坂がきつくなっていきます。


柳生街道
ごく一部ですが、このような難所もありました。おそらく雨で土が流され、道の真ん中が溝のように掘れてしまったのでしょう。溝部分に足を入れてしまうと非常に歩きにくいので、サスケばりに両側の斜面に足を突っ張りながら、慎重に登って行きます。


柳生街道合流
そこを越えてしまえば、あとは歩きやすい道のりです。ほどなく車道に合流し、ここからは舗装された道を歩きます。


柳生街道・誓多林
しばらく歩くと視界が開け、田園風景が広がりました。この辺りは誓多林(せたりん)という地区です。


誓多林の溜池
集落の溜池の脇を通りかかると、警戒したカエルがドボンという音と波紋を残して、逃げて行きました。


峠の茶屋
そして、誓多林の集落を抜けて石切峠にさしかかると「峠の茶屋」が姿を現します。店が開いていたらここで休憩するつもりでしたが、あいにく休みのようです。


地獄谷石窟仏への分岐
気を取り直して、先へと進みます。峠の茶屋を過ぎるとすぐに、地獄谷石窟仏への分岐がありました。このまま舗装された林道を進んだ方が近道ですが、石仏を拝むために脇道へと逸れます。


地獄谷石窟仏への道
地獄谷石窟仏へと続く道は、尾根を進んだり谷へ下りたりと、思った以上に起伏が激しい道でした。先ほどの道標には0.5kmとありましたが、それ以上の距離に感じてしまいます。


地獄谷石窟仏
そして、分岐から25分ほどかかって地獄谷石窟仏に到着しました。


地獄谷石窟仏
地獄谷石窟仏は凝灰岩をくり抜いた石窟で、聖人窟とも呼ばれます。フェンスの中を覗くと、線刻、彩色された三尊像がみえます。


地獄谷石窟仏・中尊
一応、中尊は盧舎那仏とされていますが、これには諸説あり、釈迦如来や弥勒菩薩とする説もあるようです。像の高さは1.4mほどあり、奈良時代後期の作だといいます。


地獄谷石窟仏・十一面観音
一方、左右の二尊は平安後期~室町あたりに追刻されたものようです。向かって右は十一面観音。


地獄谷石窟仏・薬師如来
そして左が薬師如来です。また、画像にはありませんが、右壁に妙見菩薩も刻まれています。さらには左壁に阿弥陀如来と千手観音も彫られているといいますが、劣化が激いうえ、フェンスの中には入れないので、判別することはできませんでした。


地獄谷石窟仏前のベンチ
石窟仏の前にはベンチが用意されているので、石仏を見た後はここで小休止。


地獄谷への道
休憩後は、そのまま地獄谷方面へと進みます。ここからは先ほどの起伏が激しい道とは違い、比較的歩きやすい道です。


奈良奥山ドライブウェイ
ほどなく二車線の舗装道路が現れました。これは奈良奥山ドライブウェイで、自動車専用道路。歩行者は通行禁止です。


地獄谷新池
ドライブウェイを横切って進むと、地獄谷新池が現れます。ここまで来たらは春日山石窟仏も見ておこうと思い、道標に従って進みます。


通行止め
しかし、池を越えて坂を登り、春日山石窟仏の手前まで来たところで、立入禁止のロープに行く手を阻まれました。


道標
道標の「春日山石窟仏」の文字もガムテープで消されていますが、これ以上の情報はなく、ここを迂回すれば春日山石窟仏にたどり着けるのか、それとも春日山石窟仏自体近づくことができないのかも判別できません。やむを得ないので、今回はこのまま下山することとしました。


春日奥山周遊道路
ここから先は柳生街道(滝坂の道)ではなく、並行する春日奥山周遊道路を下りました。石畳の柳生街道とは違い、こちらは道幅も広くフラットなダートで歩きやすい道です。地獄谷から麓の破石町バス停までは4kmちょっとの道のりなので、1時間もかからず下山することができました。円成寺からの通算だと、破石町バス停まで約3時間かかったことになります。そして破石町からはもう歩く気力がなくなったので、市内循環バスにて帰途につきました。



地獄谷石窟仏( じごくだにせっくつぶつ) 見仏メモ

■所在地:奈良市白毫寺町
■拝観料:無料
■交通:市内循環バス「破石町」バス停から、徒歩約80分(滝坂の道)
■駐車場:なし
■関連サイト:【地獄谷石窟仏|なら旅ネット】
■地図
 


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THEME:国内旅行記 | GENRE:旅行 |

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