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Author:ichibou
ならまち生まれ。東京暮らしが長かったものの、現在は奈良に戻り、その魅力を再発見中。「見仏記」の影響で仏像鑑賞が趣味に。

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「運慶」展とその関連展示「運慶の後継者たち」(東京国立博物館)

東京国立博物館
今東京に行くなら、やはり「運慶」展は外せません。公式ツイッターで混雑状況をチェックし、入場規制が解除されるのを見計らって「運慶」展を観覧してきました。


東京国立博物館・平成館
運慶展は正門から入ると一番奥にある平成館で行われています。


運慶展会場
入場規制が解除されたとはいえ、館内はなかなかの混雑です。


運慶展パネル
今回の売りは、運慶作あるいはその可能性が高いといわれる31体のうち22体(私が観覧した日は21体)が集結しているという点でしょう。もちろん、奈良在住の仏像ファンにとっては馴染みの深い仏像達も数多く展示されていますが、やはり普段は見えないところまで見られてしまうというのが魅力です。


運慶展図録
(「運慶展」図録)
興福寺の無著・世親像、天燈鬼・龍燈鬼像、金剛峰寺の八大童子(うち運慶作の6体)などはその裏側まで360度眺めることが可能です。また円成寺の大日如来や長岳寺の阿弥陀三尊像なども、真裏に回り込むことはできないものの、サイドから裏を覗くことができました。唯一、瀧山寺の聖観音立像だけは、お寺の方が近くから拝観できるかもしれません。



もちろん初めてお目にかかる仏像も多々あります。なかでも『運慶と鎌倉仏像―霊験仏をめぐる旅 』でその存在を知って以来気になっていたのが、その表紙にもなっている神奈川・光明院の大威徳明王坐像(金沢文庫が管理)です。写真を見ているとすごく迫力のある像だと思っていたのですが、今回初めて実物を見てびっくり。想像以上に小さな像だったからです。こんなに小さな像なのに、あの迫力を醸し出していたとは、さすが運慶はすごいと再認識させられました。


東京国立博物館本館
さて、運慶展を観終わったら次は本館へと向かいます。


運慶の後継者たち
目的は、本館一階の第14室で行われている「運慶の後継者たち―康円と善派を中心に」と銘打った運慶展の関連展示です。運慶展を見た人たちもここは見ずに帰ってしまう人が多いようで、こちらはとても空いていました。


文殊菩薩坐像
(文殊菩薩坐像、康円作、興福寺伝来、鎌倉時代)
展示数自体は少ないのですが、ここには運慶の孫にあたる康円や、康円と同じ頃に活躍した善円の作品が展示されていました。また、こちらは特別展ではなく総合文化展となるので、写真撮影が可能となります(撮影禁止マークのついている作品を除く)。


善財童子像
(善財童子像、康円作、興福寺伝来、鎌倉時代)
運慶展は11月26日までですが、「運慶の後継者たち」は12月3日まで。これから行かれる方は是非、本館第14室の関連展示もお見逃しなく。


興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」 観覧メモ

■会期:2017年9月26日(火)~11月26日(日)
  (関連展示「運慶の後継者たち―康円と善派を中心に」は12月3日まで)
■会場:東京国立博物館
■開館時間:9:30~17:00 (※金・土曜日と11月2日は21:00まで)
■休館日:毎週月曜日
■観覧料金:一般1600円
■駐車場:なし
■交通:JR上野駅公園口・鶯谷駅南口より徒歩10分
    東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅、東京メトロ千代田線根津駅より徒歩15分
    京成電鉄京成上野駅より徒歩15分
■公式サイト:
    【東京国立博物館 - トーハク】
    【特別展「運慶」公式サイト】
    【運慶展 混雑情報 | Twitter】

■今回見仏した御仏(リンク先は当ブログの紹介記事)
 ・阿弥陀如来および両脇侍坐像 - 重文、平安時代、木造、長岳寺(奈良)
 ・大日如来坐像 - 国宝、鎌倉時代、木造、運慶作、円成寺(奈良)
 ・地蔵菩薩坐像 - 重文、鎌倉時代、木造、運慶作、六波羅蜜寺(京都)
 ・八大童子立像(うち6軀) - 国宝、鎌倉時代、木造、運慶作、金剛峰寺(和歌山)
 ・ 聖観音立像 - 重文、鎌倉時代、木造、運慶・湛慶作 、瀧山寺(愛知)
 ・無著・世親菩薩立像 - 国宝、鎌倉時代、木造、興福寺北円堂(奈良)
 ・大威徳明王坐像 - 重文、鎌倉時代、木造、運慶作 、光明院(神奈川)
 ・重源上人坐像 - 国宝、鎌倉時代、木造、東大寺俊乗堂(奈良)
 ・天燈鬼・龍燈鬼立像 - 国宝、鎌倉時代、木造、興福寺国宝館(奈良)
 他、多数

■地図
 

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THEME:美術館・博物館 展示めぐり。 | GENRE:学問・文化・芸術 |

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