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Author:ichibou
ならまち生まれ。東京暮らしが長かったものの、現在は奈良に戻り、その魅力を再発見中。「見仏記」の影響で仏像鑑賞が趣味に。

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関西1デイパスで滋賀のお寺を巡拝(2) 延暦寺東塔地区

坂本ケーブル
三井寺参拝後は、京阪電車と坂本ケーブルを乗り継いで延暦寺へと向かいました。紅葉のピークを過ぎていましたが、それでもケーブルカーは結構な混雑でした。


延暦寺駅前からの眺め
ケーブルカーを降り、延暦寺の駅前に立つと、琵琶湖が綺麗にみえておりました。


延暦寺東堂地区
そこから10分近く緩やかな坂道を登って行くと延暦寺に到着です。延暦寺は大きく東塔地区、西塔地区、横川地区の三地区に分かれていますが、ここは東塔地区にとなります。巡拝受付で「比叡山延暦寺巡拝チケット」を提示すると「諸堂めぐり」というマップが手渡されました。この先、諸堂の受付ではこのマップを提示するようにとのことでした。


延暦寺・根本中堂1
延暦寺と言えば、言わずと知れた伝教大師最澄によって開かれた天台宗の総本山です。まずは延暦寺の総本堂にあたる根本中堂からお参りすることにします。


延暦寺・根本中堂2
しかし、根本中堂は工事用の足組に覆われていました。巨大なクレーンの姿もあります。


根本中堂(フリー素材)
(延暦寺公式サイトのフリー素材より)
本来ですとこのような姿を見ることができたはずですが、根本中堂(国宝)とその回廊(重文)は昨年より約十年をかけた「平成の大改修」が行われています。


延暦寺・根本中堂3
現在はまさに建築工事現場といった様相ですが、工事期間中でも堂内での参拝ができるよう考慮されているというので、そのまま中へ入らせていただきました。


延暦寺・根本中堂4
こちらのご本尊は伝教大師が自ら彫られたという薬師如来像です。秘仏として厨子内に安置されいます。また、そのご本尊厨子前の釣灯篭に灯るのが有名な「不滅の法灯」で、この火は千二百年間灯り続けているといいます。工事中ではありましたが、お堂の中に入ってしまえばそれも気にならず、平安の頃より変わらないであろう神聖な空気が流れておりました。


延暦寺・文殊楼への石段
根本中堂を出てたら、次は正面にある急峻な石段を登ります。


延暦寺・文殊楼1
石段を登りきると文殊楼と呼ばれる門がありました。この門は二階建てになっており、一般参拝者も二階へ登れるようになっています。


延暦寺・文殊楼2
ほぼ垂直ではないかと思えるほど急な階段を上って二階に上がると、獅子に乗った文殊菩薩と二天像が祀られていました。ちなみにこの急な階段、登るのはまだいいのですが、降りるのがちょっと怖いです。階段というよりも梯子に近い感じです。


延暦寺・大講堂1
次は根本中堂の南西にある大講堂へと向かいます。


延暦寺・大講堂2
ここは僧侶の学問修行のための道場とされている場所で、ご本尊は胎蔵界の大日如来です。その大日如来像を中心に十一面観音像と弥勒菩薩像が脇侍として祀られていました。また、外陣には天台宗ゆかりの高僧の肖像画もかけられています。


延暦寺・戒壇院1
こちらは講堂よりさらに西側の高台にある戒壇院です。僧になるための必修の条件である大乗戒(戒律)を受けるためのお堂です。


延暦寺・戒壇院2
現在の建物は江戸時代に再建されたものだそうですが、なかなか雰囲気のある建物です。杮葺と瓦葺の違いはありますが、全体的なフォルムは東大寺の戒壇堂とよく似ている気がします。


延暦寺・東塔と阿弥陀堂
戒壇院前からさらに進むと石段があり、これとを登ると阿弥陀堂と東塔の姿が現れます。


延暦寺・阿弥陀堂
阿弥陀堂は昭和12年に建立された、檀信徒の先祖回向の道場となります。本尊は丈六の阿弥陀如来です。


延暦寺・東堂1
そして阿弥陀堂と並んで建つのが法華総持院東塔です。こちらは昭和55年に再興されています。


延暦寺・東堂2
塔内には五智如来が祀られています。


延暦寺・国宝殿1
この後は少し戻って、根本中堂の裏手(西側)に位置する国宝殿へと移動。ここは今回の巡拝チケットでは入れないので、別途拝観料500円を納めて館内へ。「国宝殿」の名前は、伝教大師最澄筆「山家学生式」の中にある「一隅を照らす、これ則ち国宝なり」という言葉から名づけられたものだそうで、延暦寺に伝来する数多くの仏像・仏画等の文化財を保管・展示されています。


延暦寺・国宝殿1
館内にはずらりと仏像が並んでいます。第一展示室に入ってすぐ左のガラスケースには両足にそれぞれ一体ずつ邪鬼を踏む四天王像が置かれていたのですが、その邪鬼の表情がとてもユーモラスで印象的でした。また、他にも躍動感のある鎌倉期の五大明王や一番奥の別室に祀られる薬師如来坐像、第2展示室のちょっとエキゾチックな感じの千手観音像など見どころ満載の収蔵庫でした。


比叡山そば
仏像を満喫した後は、国宝殿近くの休憩所内にあった蕎麦屋で遅めの昼食。「比叡山そば」という名前がついた山菜蕎麦をいただきました。そして、食後は西塔地区へと向かいましたが、その話はまた後日。


延暦寺・御朱印
最後に、根本中堂の御朱印を紹介しておきます。根本中堂の工事中は、万拝堂でいただくことができます。
「醫王殿」



延暦寺(えんりゃくじ) 見仏メモ

■住所:滋賀県大津市坂本本町4220
■山号:比叡山
■宗派:天台宗(総本山)
■本尊:薬師如来
■創建:延暦7年(788年)
■開基:最澄
■拝観時間(東塔地区):8:30~16:30 ※12月は9:00-16:00、1-2月は9:00-16:30)
■巡拝料:東塔・西塔・横川共通券700円、国宝殿500円
■交通:坂本ケーブル延暦寺駅より徒歩約8分
    叡山ロープウェイ比叡山山頂駅よりシャトルバスで約6分
■駐車場:あり(無料)

■今回見仏した御仏
  【国宝殿】
   ・四天王立像(4躯) - 重文、平安時代、木造
   ・薬師如来坐像 - 重文、平安時代、一木造
   ・五大明王像 -  重文、鎌倉時代、木造
   ・千手観音立像- 重文、平安時代、木造
    他、多数

■公式サイト:【天台宗総本山 比叡山延暦寺】

■地図
 

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THEME:古寺巡礼 | GENRE:旅行 |

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