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ichibou

Author:ichibou
ならまち生まれ。東京暮らしが長かったものの、現在は奈良に戻り、その魅力を再発見中。「見仏記」の影響で仏像鑑賞が趣味に。

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日本最古のケーブルカーで宝山寺へ

生駒ケーブル
お盆明けに、生駒ケーブルに乗って宝山寺へと出かけてきました。まだ夏休み中だったので、車内は親子連れでそこそこ混雑しておりました。


生駒ケーブル100周年
この生駒ケーブルは日本最古のケーブルカー。今年100周年を迎えています。


宝山寺駅改札
生駒ケーブルは2路線に分かれており、鳥居前駅から乗ったケーブルカーは宝山寺駅まで。よって乗客は全員宝山寺駅で一旦下車することになるのですが、この宝山寺駅のレトロな改札を出たのは私のみ。他の乗客たちは生駒山上へと向かう別のケーブルカーへと乗り換えていきました。


聖天通り
さて、こからは徒歩で参道を進みます。参道の両脇には昭和の雰囲気を残す旅館や料理屋さんなどが立ち並んでいます。


宝山寺参道
寺の近くまで来ると、正面に鳥居が見えてきました。宝山寺には、商売の神様である「聖天さん」が祀られており、日本三大聖天のひとつとされています。そのため、お寺の入り口には大きな鳥居が建ち、注連縄も張られています。


宝山寺境内
鳥居をくぐり、さらに石段を登っていくと境内に到着します。それほど広くない境内にはいろいろな建物が点在してます。


宝山寺・拝殿(聖天堂)
その中心となるのがこの二つの建物。手前が本堂で、その隣が拝殿になります。


宝山寺・本堂
まずは本堂から拝観。「宝山寺=聖天さん」のイメージが強いですが、宝山寺の御本尊は不動明王です。本堂にはこのお寺を開いた湛海律師が自作されたという像が祀られています。


宝山寺・水掛不動
堂内は薄暗いので外からはよく見えませんが、目が慣れてくるとお不動さんのお顔が浮かび上がってきました。
(画像は本堂近くに鎮座される水掛不動尊)


宝山寺・拝殿鳥居
そして、本殿の隣にある拝殿は、宝山寺の鎮守神である大聖天歓喜天拝むための建物ということになります。


宝山寺・拝殿前の獅子
本殿との間には鳥居が建ってられ、狛犬も鎮座しており、まさにこちらは神社の雰囲気です。


宝山寺・拝殿の屋根
この檜皮葺の拝殿の奥には聖天堂があり、本堂のご本尊と同様に湛海律師自作という聖天像が安置されています。一般に聖天(歓喜天)像は秘仏とされ、公開されるケースはほとんどありません。宝山寺の場合もそのお姿を目にしているのは貫主のみで、それ以外は僧侶であってもそのお姿を直接拝むことはできないということです。


宝山寺・拝殿
このように宝山寺は仏さまと神さまが並んで祀られており、神仏習合の形が色濃く残るお寺となっています。ちなみに拝殿でお参りする際は、「二礼二拍手一礼」の必要はなく、あくまでもお寺ということで、手を合わせるだけでよいそうです。


宝山寺・般若窟
一方、本堂と拝殿の背後にそびえる岩壁が「般若窟」です。ここはその昔役行者が般若経を納めたとされる霊域です。のちに弘法大師もここで修業をしたといわれています。宝山寺の開山は江戸時代ではありますが、古の時代よりこの地は霊験あらたかな場所だったようです。


宝山寺・弥勒菩薩
般若窟には一般の参拝者は立ち入ることはできませんが、見上げると岩のくぼみには弥勒菩薩が祀られているのが見てとれます。


宝山寺・奥の院入り口
拝殿の横には門があり、右に曲がると石段が続いています。これは奥の院へと続く道です。


宝山寺・観音堂
奥の院へ参道途中には、文殊堂、常楽殿、観音堂、多宝塔、大師堂などの諸堂も点在しています(画像は観音堂)。


宝山寺・般若窟入口
観音堂の裏手には、般若窟へ上る石段がありましたが、その入り口は固く閉ざされておりました。


宝山寺・多宝塔
下から見えていた多宝塔の周りも一周することができます。この多宝塔には愛染明王が祀られているそうです。


宝山寺・奥の院参道
多宝塔より上の道には、数百ものお地蔵さんや観音さんの石仏が並んでいます。熱心な参拝者は大量の硬貨を用意し、その一つ一つにお賽銭を供えながら奥の院へと登って行かれます。


宝山寺・奥の院本堂
そして、こちらが奥の院の本堂。やはり不動明王が祀られています。


宝山寺・開山堂
そして奥の院本堂に向かって左手にあるのが湛海律師が祀られる開山堂です。


宝山寺・開山廟
その奥は開山廟となっており、五輪塔が建てられておりました。


宝山寺・弥勒菩薩
こちらは開山堂近くに安置されていた弥勒菩薩の石像。広隆寺の弥勒半跏思惟像を少しふっくらさせたような造形です。


宝山寺・大黒堂
そして、最後に奥の院本堂の裏手の高台にある大黒堂にお参り。


宝山寺・大黒堂前からの眺め
その大黒堂からの眺めがこちら。木々が邪魔になって視界は限られますが、だいぶ高いところまで上がってきたことが感じられます。


宝山寺・御朱印
この後は本堂付近まで下山し、寺務所にてご朱印をいただきました。
「歓喜天」



宝山寺(ほうざんじ) 見仏メモ
■住所:奈良県生駒市門前町1-1
■山号:生駒山(いこまさん)
■宗派:真言律宗(大本山)
■本尊:不動明王
■創建:1678年(延宝6年)
■開基:湛海
■拝観時間:境内終日
■拝観料:なし
■駐車場:あり(無料)
■交通:近鉄生駒ケーブル宝山寺駅下車、徒歩約10分

■今回見仏した御仏
 【本堂】
  ・不動明王坐像 - 重文、江戸時代、木造、82.5cm、湛海作
 【般若窟】
  ・弥勒菩薩坐像 - 江戸時代、銅造、像高117.5cm

■公式サイト:【寳山寺公式ホームページ】

■地図
 


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